国産桐 まな板 群馬最後の桐タンス屋が作る
日本で最も軽い木材「桐」。
木のまな板は可愛いですが、少し重たい印象もありますよね。
そこで日本で最も軽い木材「桐」の出番です。
桐はスギよりも30%程度軽く、ヒノキと比べると約半分以上の重さです。
桐はよくタンスなどに使用される木材ですが、使われていた理由の一つは、軽くて動かしやすいから。
今回お届けする桐材は、「新潟県津南桐」。
丸太の状態で最低3年乾燥、板にして約1年天日で乾燥させ、屋根の下で陰干しすることで、しっかり乾燥させて水分を抜いて軽くしています。
桐の天然の抗菌作用。防虫、防腐効果も。
国産桐には天然の抗菌成分が多く含まれています。
桐に含まれるタンニンは、水や湿気に対する腐食耐性を高くします。そのため、水回りにも安心して使うことができます。
桐はそもそも、着物や古い文章、金庫の内張に使われるなど大事なものを保管していた素材。
その理由の一つが、抗菌、防虫効果。桐に含まれるパウロニンやセサミンが抗菌効果を持ちます。
水による復元性も高く、洗って乾いた後は包丁の跡がある程度塞がり、目立ちにくくなるというメリットもあります。
漂白剤や防腐剤などの薬品は使用せず天然乾燥、アク抜きをしている国産桐のみを使用しているため、天然の抗菌作用で小さいお子さんがいても安心安全なんです。
和食でよく桐が使われる理由。包丁の切れ味を守ってくれる。
桐は、桐タンスに使われたりするように、加工がしやすい木材です。その理由は柔らかさ。
これは、包丁にとってもメリットがあります。
プラスチックは意外と硬く、一方、桐は比較的柔らかい。何度もぶつかるまな板に桐を使うことで包丁の刃の劣化を予防できます。
水に濡れると桐は膨張して傷が塞がりますが、使っているうちに傷はつきます。ただ、削ることでまた綺麗にもなります。
和食の食材(刺身、野菜など)を切るのに、よく桐のまな板が使われていますよね。
とても柔らかく柔軟性がり、包丁に優しい桐をぜひお使いください。
まな板に国産桐はぴったりなんです。
改めて、桐生 根津さまの国産桐のまな板について整理するとこんな特性が見られます。
・日本で最も軽い木材で作られているため、軽くて扱いがとてもラク。女性でも安心です。
・桐は柔らかい木材のため、刃当たりが良く包丁にも優しいため刃こぼれがほとんど起きません。
・洗った後も乾くのが早いので、より衛生的にご利用いただけます。
・桐には抗菌作用の強いセサミン・パウロニン・タンニンなどの成分を多く含んでいるためカビ、菌の繁殖を抑えてくれます。
・国産桐を漂白剤や防腐剤などの薬品は使用せず天然乾燥、アク抜きをしているので安心安全です。
なので、食材に直接触れることになるまな板にはぴったりなんです。
実は、10年後には1%未満になってしまうと言われている国産桐。
かつて桐タンスの産地として知られた群馬県。
群馬に数多くあった桐タンス屋は、今や桐匠 根津さま1軒のみになりました。
「桐なんて珍しくもない」と思われる方も多いかもしれませんが、実は国産桐の流通量はたったの2%。今や98%が中国を中心とした外国産。
外国産の桐の一部では、乾燥を早くし、アク抜きを早くするために漂白剤を使用します。その漂白剤は酸性のものが多く、弱アルカリ性の桐が中和出来る酸性量を超えてしまい、桐自体が酸性に転じてしまう可能性があります。
その場合、桐の特性である「食味を美味しく保つ機能」などは失われてしまうということです。
このまま国産桐の利用される量が減ると、10年後には国産桐のシェアは1%以下に減少するとも言われてます。
さらに、後継者不足で日本の桐も、桐に関わるさまざまな技術も途絶えようとしています。
政府統計で、桐匠 根津と会津の師匠だけが「桐の植林」を。
国産桐の植林をしているのは、政府統計によると、群馬の桐匠 根津さまと、会津にお住まい根津さまの師匠だけ。もちろん、小規模でやられていたり、政府に届け出をされていない方もいらっしゃいます。
お伝えしたいのは、根津さまが偉いという話ではありません。本当に「国産桐というものが消えてなくなりそう」だということです。
繰り返しになりますが、10年後の2035年に国産桐は、0%に近くなるとすら言われています。
そこで、桐匠 根津さまは、5年で900本の桐を植林をされました。
桐というのは、植林使されてから、使えるようになるまでに20年とかかかるもの。
自分が植えた桐を、亡くなるまでに何度も使えるわけでもない、そんな非常に気の遠くなる活動ですが、桐の未来を守るために桐の植林を続けられています。
桐タンス屋を継ぎ、桐を未来に残すことを決めた「あるきっかけ」。
桐タンス屋を継がれたきっかけを、桐匠根津さまにお伺いしました。
ここからは根津さまの言葉のまま、ご紹介いたします。
「私がまだ学生で空いた時間に実家のお手伝いをしていた頃、爺ちゃんの納品現場について行った時の話です。お客さんであるおばあちゃんに直した桐タンスの納品に伺いました。
直したとはいえ、かなり年季が入っていてタンス。
ですが、そのリフォームしたタンスをおばあちゃんが見た途端、そのおばあちゃんはタンスの前に膝をついて「お父さんよかったね、お父さんよかったね」と目の前で涙を流してしまい、私もどうして良いか分からず驚いてしまった事がありました。
おばあちゃんに聞いてみると、私の爺ちゃんが直したタンスは、亡くなった旦那さんが買ってくれた本当に大事なものでした。」
「よく、直す価値があるか見てほしいと言われますが、タンス自体の良い悪いは関係なく、その人にとってそのタンスにはどんなストーリーが詰まっているのかという事が一番大切で。
私達の仕事はただモノづくりや修理をするような仕事ではなく、その大切な物を本人、そして次世代に残し、繋いでいく「事づくり」が大きな役割である仕事なんだと、当時若いなりに思いました。
そういった仕事をしてきた爺ちゃんや父に「根津さんに直せないタンスはない」と言っていた同業者の職人さんがいらっしゃいました。
家族だから凄いなんて思ったことはほとんどありませんでしたが、その時からウチの仕事って…と日本人の心としてすごく大事な役割を担っていて、途絶えてはいけないのではないか?という思いが徐々に強まり、私は群馬で最後の桐タンス屋を本格的に継ぐことを決意しました。」
そんな思いを抱えた職人が、ひとつひとつ手作りでお届けします。
今回お届けする商品の作り手は、そんな思いを抱えて群馬県最後の桐タンスの伝統工芸士をされている桐匠 根津さま。
職人の手によって作られた桐のまな板は、包丁の刃こぼれを優しく防いでくれます。
また、国産桐の特性を存分に活かしたまな板となっています。
驚くほど軽く、女性の方でも取り扱いやすかったり。
水や湿気に対する腐食耐性が高く、水回りでも安心して使うことができたり。
抗菌作用の強い成分を多く含んでいるためカビ、菌の繁殖を抑えてくれたり。
子どもがいる家庭でも安心して使えるように、国産桐を漂白剤や防腐剤などの薬品は使用せず天然乾燥、アク抜きをしていたり。
国産桐の特性を活かしつつ、職人のこだわりを感じられる「国産桐のまな板」。
ぜひ手に取られてみてください。
商品情報
材質
国産桐
サイズ・重さ
【まな板(中)】
・約326g
・縦32cm、横21cm、厚み1.6cm
【まな板(大)】
・約490g
・縦41cm、横22.5cm、厚み1.6cm
備考
・職人による手作り品のため、木目や色合い、サイズに個体差があります。

- サイズ中 (32cm×21cm)
¥3,300

- サイズ大 (41cm×22.5cm)
¥4,300
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