柳こうり 最後の一件。 徳仁親王も使った柳のカゴ、バスケット 平成23年度伝統的工芸品産業大賞・グランプリ

柳こうり 最後の一件。 徳仁親王も使った柳のカゴ、バスケット 平成23年度伝統的工芸品産業大賞・グランプリ

小(外寸横20×縦13×高さ15cm)
¥7,260
セール価格  ¥7,260 通常価格 
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柳こうり 最後の一件。 徳仁親王も使った柳のカゴ、バスケット 平成23年度伝統的工芸品産業大賞・グランプリ

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柳こうり 最後の一件。 徳仁親王も使った柳のカゴ、バスケット 平成23年度伝統的工芸品産業大賞・グランプリ

「豊岡かばん」の原点であり、「豊岡杞柳細工」(きりゅうざいく)の代名詞「柳こうり」

平成23年度伝統的工芸品産業大賞・グランプリに輝いた技術

「豊岡かばん」の原点である豊岡杞柳細工の技術を受け継ぐ、最後の職人とも言われる寺内卓己さんが代表。コリヤナギ(杞柳)という柳の枝を使い、手編みで作られる「柳行李(やなぎごうり)」は平成23年度伝統的工芸品産業大賞・グランプリに輝きました。

徳仁親王がご愛用された「ナルちゃんかご」

1965年ごろ、当時皇太子だった今上天皇・徳仁親王が学習院幼稚園時代にご愛用されていた籐のバスケットが、週刊誌に掲載されて「ナルちゃんバスケット」として日本全国に広まりました。一時は一大ブームを巻き起こし、全国の子どもたちが手にしました。

材料コリヤナギの栽培から商品への製作まで。

たくみ工芸では、コリヤナギの栽培から製品の販売まで、すべてを弟子とこなしています。

柳行李に使えるコリヤナギは、まっすぐ細く伸びたものでなければなりません。しかし今や、材料を供給してくれる人がいなくなってしまいました。

「今は自分で作らんと材料がないのが現実で。」

畑は約600株。12月に全部刈り取り、翌3月に新しい芽が出てきたら、4月半ば以降の1ヶ月で一本一本手で皮を剥きます。太すぎるものは使えません。細く、長く、まっすぐ伸びたものだけが、かごの素材になります。

柳は虫をつけず、しなやか

柳には防虫成分であるタンニンが含まれています。また、柳は中にスポンジ成分があり、湿気も吸う。なのでいまだに大事なものを入れるのに柳のカゴが使われています。

豊岡杞柳細工の特徴は、自然素材の優しい風合いでありながら、しなやかで強靭な柳の特性から丈夫であることです。

師匠は職人5,000人のトップ

師匠は宮内庁に納めるような仕事をされてた方。師匠について「素晴らしい人。ものすごい綺麗なものを編まれた人。普段使いではなく芸術品を作る人。ものすごいこだわりやったし、師匠は超えられない」と寺内さんが語るほどの名職人でした。

師匠に褒められたことは、ほとんどありませんでした。手伝いをして「ご苦労さん、ありがとう」それだけ。昔の職人さんらしい、無口な師匠でした。それでも「本当にいい人でしたよ、やっぱり」と寺内さんは振り返ります。

素材の選別

細く、長く、まっすぐ伸びた柳だけを選別します。太すぎるもの、節のあるものは使えません。職人の目と手で一本ずつ確認します。使う前には水に2〜3時間どっぷりつけ、折れないよう柔らかくしてから作業にかかります。

底編み(差し始め)

かごの底から編み始めます。真ん中から前後ろに編んでいく、この「差し始め」が最初の重要な工程。乾いてしまったら折れてしまうため、一気に差し終えるまで手を離せません。

「ここは多分一番偉い(大変な)仕事になるんです。サボれないんですよ、途中で。乾いてしまったら折れ出すから、一気に差してしまうということになるんですね。」

側面の立ち上げ

底ができたら側面を立ち上げていきます。柳を一本ずつ丁寧に編み込み、かごの形を整えていきます。竹を中に入れてかごの大きさを決めるのも、この工程の重要なポイントです。

縁の仕上げ(縁かけ)

蓋が閉まるよう斜めに整え、縁を丁寧に仕上げます。天然素材のため、仕上がりの寸法は一点一点異なります。蓋と本体が合うかどうか、一点ずつ確認します。合わなければ作り直すこともあります。

「やっぱり一番これで合ってくれることが一番大事。柳は天然素材だから、同じ寸法じゃないですからね。たまに入らないやつありますからね。」

検品・完成

編み目の均一さ、形の歪み、蓋の合わさり具合などを一点ずつ確認します。天然素材・手作りのため、色合いや形には個体差がありますが、それぞれの個性としてお楽しみください。

1,200年の歴史を持つ柳こうりの歴史

兵庫県豊岡市に伝わる伝統工芸「豊岡杞柳細工(とよおかきりゅうざいく)」。一般に「柳行李(やなぎごうり)」と呼ばれる工芸品。

起源は1世紀の始め頃とも言われており、新羅の王子が日本に柳細工の技術を伝えたことに端を発するとされています。
荒れ地に自生するコリヤナギを使って籠などの日用品を編んだことから始まったこの技術は、奈良時代にはすでに高い完成度を誇っており、東大寺の正倉院には当時の「但馬国産柳箱」が今も残されています。

江戸時代に入ると、豊岡藩主がコリヤナギの栽培と技術促進、販売強化を積極的に行い、柳細工産業として大きく発展させました。1

763年には専売制が確立され、「豊岡の柳行李」として江戸をはじめ全国にその名が知られるように。侍の鎧入れから大名行列の荷物入れまで、軽くて丈夫で湿気を調整する柳行李は、大切なものを収める器として重宝。
明治時代には西洋風の手提げバッグが制作され始め、大正時代には錠前をつけたバスケット型のバッグが「大正バスケット」として流行。戦時中には軍用品としても重宝され、中国大陸への出征兵士がこのかごに弁当を入れて戦地へ赴いたという記録も残っています。最盛期の大正時代には豊岡を中心に約5,000人が従事し、昭和初期には周辺の職人も含めると約10,000人の職人がいたとされていますが、今ではたくみ工芸が最後の1件です。

売れなくて泣いた夜

20年ほど前、東京の百貨店催事に初めて出展したとき、1個も売れなかったといいます。

「職人は仕事をしていたら、ものは売れるもんやと私は思った。あきましたね。1個も売れへんかったですね。やっぱり喋らんとあかんみたいな。」

「なんでうちのものは売れへんねんやろ、こんなに作っとんのに、と。涙出ましたね、ホテル帰ってから。悔しかったな。」

「いつの間にか、1軒だけになっていた」

寺内さんが入門した1978年当時、まだ職人さんはいました。かごを編む職人、竹を入れる職人、型を作る職人。分業で成り立っていた産業でした。しかし賃金が上がらず、後継者が続かなくなり、親方たちは次々と廃業・転職していきました。

「いつの間にか1件だけになってるんですね。」

気づけば、兵庫でこの仕事を続けているのは寺内さんのお店一件。伝統工芸士として、兵庫最後の柳行李職人として文化を守ります。

工房について

たくみ工芸 寺内卓己

1978年、家業の柳籠・籐籠製造業に入門。師匠のもとで柳行李の技術を習得し、1985年(昭和60年)に「たくみ工芸」を創業。以来、コリヤナギの栽培から加工、商品製作・販売まで一貫して手がけています。

豊岡杞柳細工の「伝統工芸士」に認定されており、柳行李部門では現在、日本でただ一人の認定者です。2011年(平成23年)には伝統的工芸品産業大賞・グランプリを受賞。百貨店の催事への出展や後継者育成にも積極的に取り組み、伝統の継承に尽力しています。

現在は若い弟子も育てており、「苦労したのは私でいいんですよ。だから本当に、それをもっと考えていかんとなと思ってはいるんですよ」と語ります。

よくある質問 / お手入れ方法

・個体差はありますか?

職人による完全手編みです。天然素材のため、色合い・形に個体差あります。使い込むほどに風合いが増します。

・お手入れ方法について教えてください

天然素材のため、直射日光を避け、湿気の少ない場所で保管してください。汚れた場合は固く絞った布で拭いてください。

商品情報

「豊岡かばん」の原点であり、「豊岡杞柳細工」(きりゅうざいく)の代名詞「柳こうり」。

 

材質
籐・牛革

サイズ
【小】
・本体重量:約260g
・外形寸法:横20×縦13×高さ15cm
・入口寸法:横15.5×縦9cm

【大】
・本体重量:約280g
・外形寸法:横25×縦16×高さ18cm
・入口寸法:横19×縦11cm

  • 柳こうり 最後の一件。 徳仁親王も使った柳のカゴ、バスケット 平成23年度伝統的工芸品産業大賞・グランプリ
    • サイズ小(外寸横20×縦13×高さ15cm)

    ¥7,260

  • 柳こうり 最後の一件。 徳仁親王も使った柳のカゴ、バスケット 平成23年度伝統的工芸品産業大賞・グランプリ
    • サイズ大(外寸横25×縦16×高さ18cm)

    ¥7,810

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