とても長生きの茶の木。
優しい育て方。
旨みと甘みのある新茶です。
170年。栽培期間中農薬不使用、化学肥料不使用の茶畑
実は、お茶につく虫は結構多いです。また、全国の茶園の7割以上が単一品種。遺伝的に同じ茶畑ではひとつの病害が広がると産地全体が一気にやられてしまうため、予防的に農薬を使用する必要があります。(大体1年で10回程度農薬を散布するようです)
しかし、私たちのお茶は「在来種のお茶」なので遺伝的に遠いです。また、茶畑も他の産地に比べて小さなものですし、新潟という雪国の中で害虫も少ない。
これらの理由より、一気に虫にやられてしまうリスクが少なかったから、170年以上農薬を使わずに育てられた、そんなお茶です。
化学肥料も使った記録がなく、もみ殻をたまに撒いたことがあるかどうかなくらいの程度なので、そのまんま野晒し状態で育った本当に大自然の中のお茶です。
多くの茶の木は50年で植え替え。
私たちは170年そのまま。お爺ちゃん茶の木
通常、お茶の木は植えて5年目くらいから刈り取りが行われ、8〜10年くらいまでが最もよい緑茶が取れると言われています。30年〜50年を超えると収量が減ってしまうのでお茶の木を植え替えます。
しかし、私たちは170年前からずっと同じ高齢の茶の木。もうおじいちゃんおばあちゃんなので、尖りが削がれた状態です。「優しい後味とか、口当たりが優しい味だね」と言われることが多いです。(私たちの茶の木は170年前に京都から北前船で来た種や苗から育っています)
長く生きてる在来種は根っこが長い
全国でよく育てられてる品種物のお茶の根は横に横に広がっています。一方、私たちの在来種の茶の根はゴボウのように太く長く、地中深くまで伸びています。
地中深くまで太い直根を伸ばすため 生命力が非常に強く、樹齢が長い茶の木に育ちます。つまり「在来種だから長寿になれる」お茶の木なんです。
すぐに海、真横に三面川。山どけの水で育ったお茶
私たちが育てている新潟県村上に流れるお水は東北アルプスと呼ばれる朝日連峰の雪解け水。それが伏流水となり、三面川流域の地下深くを流れます。
在来種の茶の木は、改良品種よりも深い根を持っているので、その地下水を汲み上げ、美味しい、優しい味を生み出してると考えています。
冬の間雪に覆われるため旨みが強く、渋みが少ない
茶葉の旨味成分はテアニン、渋味成分はカテキン。旨み成分であるテアニンは日光を受けるとテアニンは渋味成分であるカテキンへと変わります。
渋み成分カテキンへの変化は温度にも関係し、温度の低い方が渋み成分が少なく、涼しい土地、朝霧の立つようなところが銘茶の産地といわれます。有名なところでいうと「玉露」や抹茶を作る農家さんは黒い覆いをかけて日光を遮断・温度を下げて作ります。
なので、新潟の北にある村上の私たちのお茶は、雪と寒さが天然で日光を抑え、旨みを保ってくれています。
今回お届けするのは
自家茶園100%の新茶と酸茶。
新茶について
初の自家茶園100%商品
新茶は、その年に最初に収穫されたお茶のことで、一番茶とも呼ばれます。春一番に芽吹いた若い葉っぱを摘んで作ったお茶が「新茶」旨味成分(テアニン)が豊富で、苦味・渋味(カテキン)が少なく、まろやかで甘いお茶です。
私たちはこれまで、他の農園さんのお茶と混ぜて売っていました。しかし今回、170年栽培期間中農薬・化学肥料不使用、在来種の自家茶園の茶葉だけの新茶として、初めて販売してみます。余った部分は他のお茶と混ぜてこれまで通り「村上番茶」として低価格茶になってしまいます。このような商品にし、売るのは初めてです。これが「予約販売」にする理由です。
村上酸茶について
発酵、研究、美容のプロと開発
私たちのお茶は、一般的な比較のテーブルに乗ってしまうとどうしても1つ1つ弱い部分があります。味がどのくらい強いのかとか、苦みはどうでとか、お茶の緑色がどのくらいか、濃い味が出せるのか…でも、長い栽培期間農薬、化学肥料不使用のこの畑には絶対的な価値があると信じ、新しい乳酸発酵のお茶を各地のプロフェッショナルと開発しました。
創業150年の歴史がある長峰製茶さん、お茶の本場静岡にて、革新的で本質にこだわったお茶の栽培をされてきた池田茶園さんと安間製茶さん、世界最小レベルの超微粒の水分浸透システムを開発された世界的メーカー株式会社アイシンさん。
伝統ある在来茶と最新技術、そして「この茶を残したい」という想いが一つに重なりできたのが「村上酸茶」です。
整腸作用も期待できる?
「最強の健康茶」
試作と検証を重ねて完成した酸茶には、約2種類の乳酸菌の存在が確認されました。主となるのは、日本の食文化を長く支えてきた、腸内環境を整え、悪玉菌の増殖を抑える効果が期待される「ブレビス菌」。
約2種類の乳酸菌の力で生まれた「村上酸茶」は、乳酸発酵茶でありながら重たさや強すぎる酸味はなく、驚くほど香り豊かで、程よい酸味が爽やかな飲み心地をつくり出しました。
村上の風土のなかで農薬を使わず守られてきた在来種だからこそ実現した、香り豊かで新しい味わいの乳酸発酵茶をぜひお試しください。
おすすめの飲み方
茶葉3g 熱湯1~200cc 抽出3分
大体3gで2人で楽しめますので、今回の新茶は10回くらいずつお楽しみいただけます。
① 急須に熱湯を注ぎ、十分に温める
② お茶の葉 3gを急須に入れ、熱湯1~200ccを注いで蓋をする
③ 3分待って湯呑みに注ぐ
お茶の製造は明治元年創業。
創業158年 北精園茶舗。
お茶の産地の北限の産地である新潟県村上市にて、明治元年に創業しました。
北精園の先代社長が急病で倒れ、さらに経営はコロナで一変。茶屋の経営・畑の維持が存続の危機を迎えた中、北精園をなんとか残したい周囲の希望を受け、継ぎ手として手を挙げたのがお父さん(中村達男さん)でした。とはいえ小売に関しては全くの手探り。
そこで、娘である中村綾夏さん、お姉さんがお茶の価値や魅力に惹き込まれ、新商品や新しい販売手法によって、新潟村上茶の価値を未来に残すため活動しています。
お茶の北限。
30分の1に減った新潟県村上市の
お茶文化を盛り上げたい。
新潟県村上市のお茶作りは最盛期から約30分の1以下にまで減少しています。数十軒あった茶屋も、今ではたった6軒。
この背景には、
・生産者の高齢化と後継者不足
・燃料・資材価格の高騰
・雪深い北限ならではの栽培負荷
・価値の上がらない村上茶ブランド
といった複合的な要因があります。村上茶は、日照時間が短く雪に覆われる環境だからこそ、渋みが少なく、まろやかでやさしい味わいを持つ希少なお茶です。
しかしその特性は、大量生産・低価格競争には向きません。
「村上茶」という名前だけが残り、茶畑と担い手が消えつつあるという、産地そのものの危機に直面しています。この危機を打開するのも、このお茶プロジェクトのきっかけです。